2024.08.13

味噌探求家の小藤菜緒さんが来社しました

本日は味噌探求家の小藤菜緒さんが来社しました。

小藤菜緒さんは、國學院大学大学院文学研究科で信州味噌の発展の歴史、岡谷市の味噌醸造業の形成について研究され、信州味噌や岡谷市のPRイベント、朝ごはん味噌汁会の開催、味噌の歴史論文を執筆されています。

当社は会社設立の明治から昭和初期まで、繭の乾燥作業と保管を主な事業としていました。昭和初期の大不況時代および第2次大戦中は本支店倉庫の一部を軍部に糧秣廠(兵士の食糧や軍馬の飼料を調達、製造、貯蔵、配送する施設)として接収され、繭の乾燥機を用いて「粉味噌」や「乾燥野菜」を製造した記録が残っています。粉味噌には信州味噌を原料として、焼麩、乾燥わかめ、味の素を混入し、携帯用に小袋詰めされていました。

乾燥野菜の製造作業(諏訪倉庫百年史より))

小藤さんは、そのような信州味噌の歴史と岡谷の製糸産業のかかわりを研究するため、何度も岡谷市の味噌関連施設や、当社歴史資料室に足を運び、研究を深めていらっしゃいます。また、味噌探求を通して岡谷の歴史や文化、魅力を発信していただいています。

小藤さんの味噌探求に、当社歴史資料室が少しでもお役に立てれば幸いです。
本日はご来社いただき、誠にありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。


小藤菜緒さんのインスタはこちらから
https://www.instagram.com/koto_miso/